9 幸せになるために学ぶ
勉強の必要性や有用性に関して、疑問をもつ子供は少なくありません。
何のためにこんなことを勉強しなければならないのか、どうして勉強が必要なのか。
そして、これに関して、きちんと答えられない大人も多いのです。
難しい数学や英語を学ぶことがそんなに人生に必要だとは思えない。いい学校に行っても、それが価値あることだとは思えない。
確かにそうかもしれません。
学歴や出身校が私たちに幸せな人生を保証するわけではないことは言うまでもありません。
大切なのは、学歴や学校名ではありません。
大切なのは「学ぶこと」そのものなのです。
そして、人間は幸福になるために学ぶのだ、と言ってもいいと思います。
もちろんそういっても納得はしてもらえないかもしれません。
学ぶことの価値は、学んでいるときはわからないことが多いからです。
しかし、それでも人間は幸福になるために学ぶのだし、そのための基礎を作るのが学校教育の役目なのだということを言っておきたいと思います。
もちろん今の学校教育が、十分にその任を果たしているとは思いませんし、改善は必要だと思います。
しかし、人間の幸せの範囲は自分個人に限られません。家族を、友人や同僚を、そして、地球の裏側に住んで、飢えや貧困に苦しんでいる人を、幸せにしたいと思ったら、無限の学びが必要なのです。
まずは自分が幸せになるために勉強をするのだということを、子供たちには伝えたいのです。
そしてその幸せは、やがて家族に、隣人に、地域に、国家に、世界にと広げていくことが必要です。そのためには、自分を知り、他人を知り、世界を知ることが必要です。
そのような理解を深め、愛に繋げていくことが学びの根本の意味です。その道のりは無限であると言ってもいいでしょう。
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